麦茶のおいしい飲み方あれこれ
麦茶は、大麦の種子を煎り湯や水を入れて抽出した飲み物で、
日本の夏に飲まれる自然飲料としてよく知られています。
その歴史は古く、平安時代には貴族が飲んでいたといいますし、
戦国時代になっても武将達が愛飲し、江戸時代になると
麦湯売りなるものもありましたが、多くは湯をいれた熱い麦湯であったようです。
冷やした麦茶が登場するのは、冷蔵庫が普及してから後の事で、
昭和40年頃には麦茶という名称が一般にまでひろまったといいます。
現在では煎ったものを大きめの袋に詰めたものや、ティーバッグとして
販売されることが多くなっています。
麦茶はノンカフェインでもあり、又、ピラジンという成分は血流の改善又、
血圧を下げる効果のあるギャバなどがふくまれるといいます。
更に、抗酸化作用や胃の粘膜の保護、炎症を抑えるなどの効果が
ある事も分かっています。
その飲み方は、入れる焙煎した麦の量で濃さも変わり、そのまま
ストレートに飲むのもよし、子供達には砂糖を入れたもの、
濃い目に入れた麦茶に牛乳などを混ぜるとカフェオレのような物にもなります。
また、インスタントコーヒーなどに麦湯を入れても一味違ったコーヒーとなりますし、
通常より3、4倍にしたものはノンカフェインのコーヒーのようにもなります。
又、カフェインが含まれないので、お年寄りから赤
ちゃんまで飲ませても安心な自然飲料といえます。